「・・・ええの?」

僕の部屋のベッドの上。

と、の上にいる僕。

この状況でやっぱ嫌やとか言われても、やめたげられるかは分からへんけど。

 

 

人はなんで人を好きになるんかな。

はアイツが好きで泣いてる。

でもアイツは、違う人が好きやろ?

それで、僕はが好きやねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 master key                                           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣いてるを見てられへんくて。

ただその場しのぎのキスをした。

そこで止まるような出来た人間やなくて・・・

そのままを押し倒す。

 

 

は何も抵抗せえへんかった。

「・・・ええの?」

は何も答えへんでぽろぽろ泣いてた。

誰かに抱いてもらったからって、ほんまに好きな人を忘れられる訳なんかないねん。

だって、分かってる。

そんな半端な気持ちで好きなんとちゃう。

好きすぎて、苦しくて、どうしようもないんやろな。

 

 

 

 

 

「・・・ごめん」

僕ももう我慢できひん。

今度は深く口づけた。

味わいつくすように、深く、深く舌をすべりこませる。

「・・・んっ・・・ふっ・・・」

ごめんな、もう止まらへん。

下に降りていくキス。

「・・・あ・・・んっ・・・!」

優しく愛撫する。

がこの間だけでも楽になれるように。

・・・僕に感じてくれるように。

「っ・・・・・・ぁ・・・あっ・・・」

 

 

 

素直に反応してくれる

華奢な腕で僕の背中にしがみつく。

 

 

「・・・あっ・・・ぅあ・・・っ・・・」

甘い痺れが体を満たす。

熱に犯される。

全てを忘れたくて。

違う鍵穴と分かりながら、をこじ開けた。

 

 

 

もっと強く。

もっと。

もっと。

 

 

 

「・・・っあ・・・内く・・・っ・・・」

初めて呼ばれた名前に更に熱が高まった。

他には何も考えられへんくて。

「好きや・・・っ・・・・・・・・・好きや・・・!!」

ただを求めて腰を動かした。

 

 

 

 

 

「・・・あぁ・・・っ・・・内くん・・・っ・・・っあ・・・ああぁぁ・・・っ・・・!」

 

熱が弾けた。

 

 

 

 

 

 

お願いやから。

次に目が覚めた時も側におって?

アイツの代わりにしてもええから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「・・・ありがと」

僕の胸の中で、が呟いた。

「内くんを好きになってればよかったのにね」

 

 

 

 

そんなん言わんといてや。

僕はに沈んでく。

深く、深く。

 

 

「・・・アイツはもうええの?」

はまた何も答えなかった。

「・・・・・・キスしてもええ?」

 

 

 

 

触れるだけのキス。

唇から伝わるぬくもり。

 

好き。

好き。

好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

溢れでる想いを止められへんくて。

の唇に全部ぶつけて、何度も何度も唇を重ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪あとがき≫

切ない内くんです。

master key“はめっちゃ好きなんですけど、こんな駄文に・・・トホホです。